最高なラヴ・ソング

2025年4月6日

この詩を書く頃
君はもう この街には居まい

君が去った あのアパートに
僕も もう 心苦しくて

君と愛した
あの並木道も

二人 飛ばした 軽自動車も

置き去りに 嘆く愛が響く

君とくるんだ 毛布に
君とみた テレビショーも

僕らの 思い出箱に

僕らが すれ違いだした
去年の夏頃から

今年こうして 歩む ひとり
秋風の 街に

君がいない 隣が
風を より 冷たくする

教会 鐘を鳴らした
ふたりだけ の 誓い

僕ら 永遠 に捧げ

たどり着く愛の巣に
もう 僕ら居ない

僕らそれぞれの 道に
これで よかったのさ

僕は今 君と会う前に
時を戻そうと

写真を燃やして 鍵を家主に返し
ひとり
飛行機に乗ってる

もうこの街には 戻っては来まいと

あの日
二人で聴いた 最高なラヴ・ソングを

口ずさみながら
眠りについていることも 忘れ

僕は 君と出会う前には
もう

戻れないことに気付くように

涙が 睡眠中にも 流れることを知ったのは

飛行機の 着陸後のことだった・・・。